T2 FACTORYは、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」“PROFESSIONAL Series ”へ参戦しています!
第7戦 富士スピードウェイ
いよいよ今シーズンも最終戦を迎えました。7戦目、富士スピードウェイは、当チームとしては苦手としてきたサーキットです。しかし、その苦手ととことん向き合うことによって、大きな進歩を遂げることができました。


大会概要
日程:2023年11月25日(土)~26日(日)
開催サーキット: 富士スピードウェイ
住所: 静岡県駿東郡小山町中日向694
1周距離:4.563km
コース幅:15~25m
コーナー数:16
周回数:10周
開催サーキット: 富士スピードウェイ
住所: 静岡県駿東郡小山町中日向694
1周距離:4.563km
コース幅:15~25m
コーナー数:16
周回数:10周
<レース詳細>

●予選(15分間)11/25 12:10開始
木曜、金曜日までの練習走行は、11月の終わりとは思えないほどの陽気でしたが、予選本番は打って変わって、寒波の影響を受け、凍える風が吹き付けるなかでの予選開始となりました。どのチームも頭を悩ませていた事ですが、計測1周目には、どうしてもまだタイヤが温まりきらず、性能が完全に発揮できないことが予想されたため、2周目の走りに賭けて1周目はタイヤをじっくり温めることとしました。マシンのバランスは過去最高の仕上がりだったので、自信を持って計測に臨みましたが、ほんの僅かに熱入れが足りなかった右後タイヤが滑り、コンマ数秒程タイムをロスしてしまいました。上位25台までが1秒の間に集中する大激戦のなか、トップとのタイム差0.8秒で23位となりました。

●決勝(10周) 11/26 11:00開始
タイヤの温めが難しく、かつ肝心となる冬のレースですが、当チームはデータを蓄積できていたので決勝レースに合わせて調整ができていました。しっかりとグリップする状態でスタートできましたが、直後の第1コーナーで上位集団の複数台が絡むクラッシュが発生し、大きく順位を上げたところで一時レースが中断となってしまいました。前半で大きく順位を上げて、その後は無理なく前方へ仕掛けるチャンスを伺う予定でしたが、レース再開まで時間がかかったため狙っていたタイヤの温度域から少し外れ、再スタート後は逆に後方の車から追い上げられる苦しい展開になりました。2台に抜かれてしまいましたが、トラブルなく完走し18番手でレースを終えました。
<エンジニアのコメント>

・初めてでしたが、富士スピードウェイという代表的なサーキットで活動でき、光栄に思います。期間中、レースにかける皆さんの思い、予選・決勝に近づくにつれて、チーム内の気迫が伝わってきたり、チームで一致団結し1台の車両を完璧に仕上げること、ライバルでありながらも互いに協力しあう姿などを見て、モータースポーツを肌で感じる事ができました。身の回りの物を大切にしたり、4Sといった人間面の成長に繋がることも教えていただきました。レベルアップをする事ができたと思います。毎日勉強になることがたくさんありました。
・レース車両を最後までいかに安全にベストな状態で、ドライバーへ届けられるかと常に考えながらの作業でした。テスト走行の本数も少なく、セッティング変更も限られてしまいましたが、その中でより良いタイムを出すためにも、次の作業へ少しでも効率を考え準備をすることで、スムーズに作業ができたので、このことは店舗へ戻っても実践していきます。また、フロントガラスを都度清掃していたのですが、最後にドライバーから感謝の言葉があり、店舗で行っている気遣いの大切さも実感できました。
・レース車両を最後までいかに安全にベストな状態で、ドライバーへ届けられるかと常に考えながらの作業でした。テスト走行の本数も少なく、セッティング変更も限られてしまいましたが、その中でより良いタイムを出すためにも、次の作業へ少しでも効率を考え準備をすることで、スムーズに作業ができたので、このことは店舗へ戻っても実践していきます。また、フロントガラスを都度清掃していたのですが、最後にドライバーから感謝の言葉があり、店舗で行っている気遣いの大切さも実感できました。
<ドライバー鶴賀のコメント>

今期もあっという間に最終戦を迎え、無事に終了いたしました。昨年に新型車両を製作してから2シーズン目を過ごし、ノウハウも集まってきてようやく、バランスとして満足のいく調整になったと思います。今までの活動で、富士スピードウェイは相性が良いとは言えず結果が出ない場所でしたが、今回のマシンからの手応えですっかりその苦手意識は消え去ったので、大きな進歩と考えています。ただ、今回も上位陣並みのペースは持てず、まだまだ大きな差を感じた事実がありますので、今後に活かしていきたいと思います。
エンジニアの皆さんも、今大会だけでもあっという間の研修だと感じておられましたが、右も左も分からないその中でも最大限の努力で作業にあたっていただきました。安心して最後まで全開で走行できる喜びと感謝をお伝えし、共に戦うことができました。
またレースを皆様に応援していただけるよう、精進して参ります。今シーズンも多くの温かいご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。
エンジニアの皆さんも、今大会だけでもあっという間の研修だと感じておられましたが、右も左も分からないその中でも最大限の努力で作業にあたっていただきました。安心して最後まで全開で走行できる喜びと感謝をお伝えし、共に戦うことができました。
またレースを皆様に応援していただけるよう、精進して参ります。今シーズンも多くの温かいご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。