第3戦 オートポリス

今季の第3戦目が九州・オートポリスで開催されました。昨年は予選最下位から這い上がり、準優勝となったサーキットです。半袖でも暑さを感じる気候の中、僅差で展開の読めないレースとなりました。順位を上げるべく奮戦したものの、予選順位のまま19位でレースを終えました。

大会概要
日程:2021年6月13日(日)
開催サーキット:オートポリス(大分県)
住所:大分県日田市上津江町上野田1112-8
1周距離:4.674km
周回数:10周
レース距離:46.740Km
エントリー:26台
開催サーキット:オートポリス(大分県)
住所:大分県日田市上津江町上野田1112-8
1周距離:4.674km
周回数:10周
レース距離:46.740Km
エントリー:26台
<レース詳細>

●予算(20分間)6/13 10:40開始
オートポリスは、中高速コーナーによりタイヤへの負荷が高く、さらに路面は非常に攻撃性が強いざらざらした表面で、タイヤをすり減らすことなく性能を引き出すことに苦労しました。予選開始時、気温は高いものの厚い雲によって日が陰り、コンディションは良好でしたが、開始から5分後、雲が切れて強い日差しが照り付け、急激に気温や路温が上昇しました。真っ先に走行を開始した集団がタイムを計測終了してから、1台もコースインせず、しばし沈黙が続きました。終盤残り10分となったところで、多くの車両が走行を開始し、その集団に続いてコースインしました。前日の走行でトップ10に入るほど、マシンセットアップがうまくいっていたため、自信を持ってアタックしましたが、直前の位置取りの際に少々タイヤに負荷がかかりすぎ、温度の変化によって大きく感触が変わってしまい、ペースを失ってしまいました。19位と下位に沈み、上位を狙うには厳しい結果となりました。

●決勝(10周)6/13 15:30開始
ペースがそれほど遅くないことは分かっていたので、焦らず10周の中で順位を上げていくことを目標としました。少し雨が落ち始めたので、そこにも対応できるようにタイヤへの熱入れをしっかり行い、決勝に臨みました。周囲と比較して、前半セクションが速く、仕掛けて順位を上げるチャンスはありましたが、うまく対処され、スピード差を生み出すことができず、抜くには至りませんでした。
ちらついた雨も完全に止み、終盤でタイヤの接地面が傷んでしまい、それ以上のペースアップを図ることはできず、順位はそのままでした。接触なく全車がクリーンなレースを心がけていましたが、逆に大きな混戦も無く、上位に追いつくことも叶いませんでした。予選の順位が大事であることを、改めて強く感じました。
ちらついた雨も完全に止み、終盤でタイヤの接地面が傷んでしまい、それ以上のペースアップを図ることはできず、順位はそのままでした。接触なく全車がクリーンなレースを心がけていましたが、逆に大きな混戦も無く、上位に追いつくことも叶いませんでした。予選の順位が大事であることを、改めて強く感じました。
<ドライバー鶴賀のコメント>

今回も、第1、2戦に続きセットアップで苦しみ、ようやく戦える仕様ができたのはレース前日の専有走行でした。マシンに対しての理解力と精度を、更に高めて勝利を目指したいと思います。また、運転でミスをしないことはもちろんですが、コンディションや状況の変化に細やかに対応する判断力を磨き、速さに繋げたいと思います。エンジニアの皆さんには、勝手が分からない中でも懸命に作業をしていただき、良いマシンを作り助けていただきました。コミュニケーションをよく取り、よりベストな状況に近づくことのできるチームの雰囲気がありました。
今回も多くの皆様にご声援をいただき、深く感謝申し上げます。次戦に向けて、課題をひとつずつ解決し、トップを狙えるように邁進して参ります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
今回も多くの皆様にご声援をいただき、深く感謝申し上げます。次戦に向けて、課題をひとつずつ解決し、トップを狙えるように邁進して参ります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
<エンジニアのコメント>

今回のレースに参加して、車両整備の大切さを改めて感じました。普段の作業で行うことがない整備をいろいろ経験させてもらいました。ミッションの載せ替えやデフの交換なども車両の下に潜り込み作業を行いました。普段作業をしている店舗の環境は、整備しやすい体勢をとれるミッションジャッキなどもありよい環境で働けていたことに気づきました。レース車両の整備においても、車高調やアライメントの細かな設定、天候や気温、路面温度でタイヤの空気圧を決めるなど僅かな設定の差でタイムに大きな差が出ることも、この86レース研修で学ぶことができました。
初めてのことばかりで不安でしたが、チームのみんなと支え合い、無事に研修を終えることができました。
初めてのことばかりで不安でしたが、チームのみんなと支え合い、無事に研修を終えることができました。

昨シーズンに続き、2年連続でレースエンジニアとして参加させてもらいました。レースの日程の流れや、作業の内容は昨年経験していたので、今回は前回よりも緊張せず、楽しみながら参加することができました。前回は何をすればよいのかわからないまま、レース本番を迎えてしまい、あっという間に終わってしまった印象でしたが、今回は練習走行の状態や、車両のセッティングの内容を考えながら、レースに参戦できたので有意義な時間になりました。
今回のレースで予選・決勝と思い通りにいかなかった際のドライバーの悔しそうな顔がとても印象的でした。昨年よりクラスを上げて難しいレース展開になることが予想されますが、チーム一丸、ワンチームとなってこれからのレースに期待したいと思います。
今回のレースで予選・決勝と思い通りにいかなかった際のドライバーの悔しそうな顔がとても印象的でした。昨年よりクラスを上げて難しいレース展開になることが予想されますが、チーム一丸、ワンチームとなってこれからのレースに期待したいと思います。