第8戦 岡山国際サーキット

今シーズン最終戦となるTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第8戦が10月19日(土)、20日(日)に岡山県の岡山国際サーキットにて開催されました。雨の影響を受けるレースでしたが、これまでの経験を活かし、前戦(ツインリンクもてぎ)に続き、2連勝を飾ることができました。その結果、シリーズ通算のポイントランキングも3位となり、良い形でシーズンを締めくくることができました。

レース詳細

■ 予選レース ■
断続的に続いた雨が霧雨に変わる中で予選開始となりました。雨の影響で路面状況の予測がつきませんでしたが、直前まで悩んだ末にセッティングを決めました。開始2分後、周囲に車が少ない絶好のタイミングでコースインをし、好タイムを記録することができました。濡れた路面でタイヤが温まるのに時間がかかるため、残り5分まで待った上で再度アタックを行い、一時はトップタイムを計測することができました。しかしながら、直後にわずか0.06秒更新され、2番手で予選終了となりました。惜しくもポールポジションは逃しましたが、最前列グリッドを獲得し優勝に向けて上々の結果となりました。

■ 決勝レース 第1ヒート ■
いつも上位にいる選手達が、予選では雨に悩まされ下位からのスタートとなりましたが、1ヒート目が開始される頃には路面も乾き、ハイペースで追い上げてくることが予想されました。そのため、勝つためには逃げるレース展開が必要でした。スムーズにスタートし、1周目で順位を1位に上げることができましたが、2位はその後、後続車をブロッキングしつつ走っていたので車間が大きく開き、こちらはタイヤの温存を優先して走れました。12周のレースは長く感じましたが、余力を残しつつ、後続とも差を広げてトップで終えることができ、2ヒート目も先頭からのスタートとなりました。

■ 決勝レース ■
スタートダッシュは決まりませんでしたが、1位をキープしたまま周回できました。3周目に並びかけられたものの、ブロッキングに成功し相手が失速したところで、下位でクラッシュ車両が出たためセーフティカー(SC)が入りました。6周目にSCが解除されると、リスタートを抜群のタイミングで決め、2位以下との差を広げることができました。その後、後続車がハイペースで追い上げてきましたが、追い抜きを仕掛けてくるには至らず、ポールトゥウィンという最高の形でレースを終えることができました。

ドライバー鶴賀のコメント

前回のもてぎ戦からの2連勝で、このレースで勝つための組み立てをおよそ掴むことができました。エンジニアの皆さんは確実な作業をしてくれて、チームとして速さと強さを持って戦い、有終の美を飾ることができました。ご支援いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。来年は年間優勝へ向けて、常に挑戦者の心で精進して参りたいと思います。

エンジニアのコメント

以前よりレースに興味があり、サーキットを走る車を自分の手で整備してみたいと強く思い、ピットクルーに立候補しました。岡山国際サーキットに到着し練習走行1日目に初めて行った作業はタイヤ交換でしたが、普段やり慣れている作業のはずなのにピットインしてきた車のブレーキの熱さや焼けた臭いに驚き、緊張感でホイールナットがなかなか取り付けられなかったことを鮮明に覚えています。
予選で路面が悪い中、ドライバーの鶴賀がしっかりとタイムを出してフィニッシュした時に、エンジニアのみんなのおかげで安心して走れたと言われ、とても感激しエンジニアとしてのやりがいを改めて感じることができました。そして決勝1、2ヒートともに見事1位フィニッシュで、岡山戦優勝、シリーズ3位という素晴らしい結果で終わることができ、参加した日数は短いながらも大変嬉しく、とても有意義な体験をさせていただきました。
予選で路面が悪い中、ドライバーの鶴賀がしっかりとタイムを出してフィニッシュした時に、エンジニアのみんなのおかげで安心して走れたと言われ、とても感激しエンジニアとしてのやりがいを改めて感じることができました。そして決勝1、2ヒートともに見事1位フィニッシュで、岡山戦優勝、シリーズ3位という素晴らしい結果で終わることができ、参加した日数は短いながらも大変嬉しく、とても有意義な体験をさせていただきました。
