第6戦 十勝スピードウェイ

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6戦が、8月17日、18日に北海道の十勝スピードウェイにて開催されました。これまでのレース経験を活かして初勝利を目指しましたが、惜しくも優勝には届きませんでした。しかしながら、今シーズン最高位である2位を記録することができました。

レース詳細

■ 予選 ■
台風の影響で当日の朝まで数日間に渡り雨が降り続きました。予選開始時には雨は止んだものの、路面が汚れて十分にグリップできないことが予想されました。車のセットアップは順調にできていたため、他車が走行した後のある程度綺麗になった路面でタイムアタックすることを決め、予選15分間のうち開始後6分はピットで待機しました。トップタイムを狙いましたが、まだ乾いていないコース外の泥が最終コーナーの走行ライン上に撒かれていて、アタック中にその上で車を滑らせてしまい大きくタイムロスをしてしまいました。しかし、トップから0.4秒遅れの4番手と優勝を狙える位置につけました。

■ 決勝 第1ヒート ■
これまでのレースで、スタートダッシュに優位性があることは分かっていたので、まずはそこに集中しました。スタートダッシュに成功し、3位に順位を上げましたが、直後に失速して2位との車間距離が空いてしまったので、無理をせずタイヤの温存を優先して走ることにしました。
9周目で、2位のペースが下がったところで、一気に車間を詰めて追い抜き2位に上がることができました。14週を完走してもなお、タイヤにはグリップ感があったので、2ヒート目が楽しみな状況となりました。
9周目で、2位のペースが下がったところで、一気に車間を詰めて追い抜き2位に上がることができました。14週を完走してもなお、タイヤにはグリップ感があったので、2ヒート目が楽しみな状況となりました。

■ 決勝 第2ヒート ■
追い抜きの難しいコースなので、レーススタート時のクラッチミートに順位が大きく左右されることは明らかでした。スタートダッシュは会心の出来で、1位を追い抜くことができました。残り14周は後続車を抑え込むことに専念しましたが、スタートで順位を落とした相手選手が圧倒的なペースで追い上げ、抑えきることができませんでした。
結果、過去最高位の2位でレースを終えることができました。
結果、過去最高位の2位でレースを終えることができました。

■ ドライバー鶴賀のコメント ■
今回は、当チームにおけるベストレースだったと思います。予選から決勝までトラブルなくレースを戦うことができました。チームのエンジニアが迅速で確実な作業をしてくれたおかげです。次戦のもてぎでは、地元のチームとしてしっかり戦えるよう、引き続き集中して臨みたいと思います。

エンジニアのコメント
今回レースエンジニアとして参加して、ドライバーに安全かつ安心して乗ってもらうためしっかりとメンテナンスを行うことを第一に考え整備にあたりました。正確で迅速な作業の大変さや、セッティングの重要性、ほどよい緊張感と楽しさ、ドライバー、エンジニア、サポートスタッフとのチームワークすべてにおいて良い経験となりました。なによりみんなでつかんだ表彰台は本当に最高でした!
