第2戦 富士スピードウェイ

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2戦が4月20日、21日に富士スピードウェイにて開催されました。今期より新たに2ヒート制が導入された上、エントリー台数も増えたため益々激しい戦いが予想されました。栃木トヨタのチームは全て社員という完全自前の体制でありながら、開幕戦で3位表彰台という成績を修め、期待が高まりました。第2戦も初戦と同じく、スタート直後にクラッシュが発生する大荒れのレースとなりましたが、スタートからうまく波乱をかわし、2ヒートを無事完走して6位入賞を果たしました。

レース詳細

■ 予選 ■
新導入の2ヒート制で、サバイバルレースになることが予想されたこの第2戦は、2日間のテスト走行を重ね、セッティングを決めていきましたが、上位選手との差がついていました。レース前日の専有走行でユーズドタイヤとはいえ20番手という結果になったので、急遽冬のテストで実績のあるセッティングへと変更して予選に臨むことになりました。その結果、トップとはコンマ4秒弱の差の6番手となり、そのまま決勝に進みました。

■ 決勝 第1ヒート ■
第1ヒート目は、気温が低いままの予想でコースインしましたが、急に日差しが出て路温が上がるなど、難しいコンディションとなりました。スタートは1速の蹴りだしこそ決まりましたが、2速にうまく上げられず、まずまずとなりました。その後すぐ後ろでクラッシュが起き、セーフティカー(SC)が入り、車両回収とコース清掃に4周を費やしてしまったので、いつタイヤを発熱させるか迷いました。SC後の再スタートで、しっかりグリップを使い切る事が出来ずに順位を下げて9位となってしましました。

■ 決勝 第2ヒート ■
第2ヒート目のスタート時は内圧を若干低くし、意図的に発熱させて臨むことにしました。スタートは決まり、捜査の正確性が増してきたと感じました。しばらく7台ほどの大きなトップ集団についていきましたが順位を上げるには至らず、逆にシフトミス等で後退してしまいました。進入スピードは他車と変わらないものの、ペースが上がらないので、接触せずに完走することを第一に考え、リスクを最低限に抑えながら走り、強引な仕掛けには譲らざるを得ませんでした。終盤7位のマシンに迫られましたが、入賞の6位はキープする為に、道幅をいっぱいに使い、1台は抑えきりました。

■ ドライバー鶴賀のコメント ■
今回は富士の特性もあり、苦しいレースとなりました。しかし、メカニックに前回と違うメンバーを集めながらも、チームの雰囲気は良く、急な作業にも対応することができました。次戦SUGOラウンドでは、チーム一体となってマシンのポテンシャルをうまく引き出して優勝を目指します!
