86レース@十勝スピードウェイ
8月19日(日)北海道の十勝スピードウェイにて開催された『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ 』クラブマンシリーズ第6大会、第6戦 、第7戦に参加しました。今回は、19日のワンデーで予選と第6戦のレース、第7戦のレースが実施されるダブルヘッダーとなります。予選は、第6戦の前に1回のみ行なわれ、ベストタイムが第6戦のスターティンググリッドで、セカンドベストタイムが第7戦のスターティンググリッドとなるレースです。
今回の大会は28チームがエントリーしました。
十勝スピードウェイは、北海道十勝の雄大な自然とのどかな農村風景の中に 忽然と現れる国際基準のレーシングサーキットです。クラブマンのコースは全長3.4kmで、コーナーの数は10。全体的に90°に近いコーナーが多いことが特徴のコースです。
レースに挑むまで
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事前整備参加するエンジニアが研修センターにてレース車両の整備を行います。「デフ」と呼ばれる動力伝達装置の整備中です。車両がカーブする際に重要な部品です。
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1200kmの大移動栃木を出発し、仙台港からフェリーで北海道の苫小牧港に入り、十勝スピードウェイを目指します。
フェリーでは、真っ直ぐ立っているのも困難なほど船が大きく揺れました。
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レース車両の最終調整その日の気温・湿度・天候に合わせてタイヤの空気圧の調整を行います。
同じ状況になることはほとんどないため、毎回調整が必要です。
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データ集計走行練習でコースを走った後は、毎回タイヤの溝の減り具合や、タイヤの空気圧を確認してデータをとります。走行するたびに空気圧などを変えて細かく調整していきます。
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走行練習後走行後は、タイヤやブレーキロータが熱くなっており、白煙が上がります。もっと熱くなると火が出ることもあります!
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車検レースの前に車検を受けます。レース終了後にも、車両を預けて不正がないか、走行可能かなどのチェックを受けます。
第6大会 第6/7戦 予選と決勝
公式予選
早朝6時すぎより車検を受け、8時15分から公式予選がスタートです。コース1周のタイムアタックでタイムを競います。
公式予選の結果は14位、トップとの差は1.364秒です。0.001秒のタイムを競う激しい戦いなんです!
公式予選の結果は14位、トップとの差は1.364秒です。0.001秒のタイムを競う激しい戦いなんです!
第6戦 決勝レース
第6戦決勝レースは14番手でスタートしたものの、序盤11位と順調に走行しましたが、後続車に右リヤ側面を追突され、最終12位でフィニッシュとなりました。
第7戦 決勝レース
第7戦決勝レース直前、小雨が降り始め、雨雲レーダーを見ながらタイヤの空気圧の検討、調整を行いました。
スタート時には雨も上がり、好スタートで12位につけ、その後10番手まで上がりましたが、最終ラップにまたしても後続車との右リヤ接触を受け12位フィニッシュで第7戦を終えました。
スタート時には雨も上がり、好スタートで12位につけ、その後10番手まで上がりましたが、最終ラップにまたしても後続車との右リヤ接触を受け12位フィニッシュで第7戦を終えました。
タイヤ交換の様子
参加したエンジニアスタッフの感想
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ひとつの小さなミスで車両が故障したり、走行不能になったり、ドライバーを危険にさらすことに繋がるので、責任重大な仕事だと感じました。お客様のクルマを整備する際も今以上に細心の注意を払い、1つ1つ丁寧に仕事をしようと思います。
普段なかなかできない貴重な体験ができました。
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ひとつの小さなミスで車両が故障したり、走行不能になったり、ドライバーを危険にさらすことに繋がるので、責任重大な仕事だと感じました。お客様のクルマを整備する際も今以上に細心の注意を払い、1つ1つ丁寧に仕事をしようと思います。
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1番驚いたことは、普段のお客様のクルマだと半年に1度の点検でタイヤ廻りネジの締め付けを確認しているところが、レースの1回の短時間の走行でネジが緩んでしまうということです。
普段の仕事ではクルマを自動で上げるリフトを使用し目線の高さまで上げて作業していますが、レース中はジャッキを使うため40、50cmしか上げられません。車両の下に潜り込んでの作業は苦労しましたが、いつもと変わらず安全作業、安全確認などをしっかりするように心がけました。北海道までの移動も含め、他の店のエンジニアとも交流ができ自分の経験のひとつになりました。
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1番驚いたことは、普段のお客様のクルマだと半年に1度の点検でタイヤ廻りネジの締め付けを確認しているところが、レースの1回の短時間の走行でネジが緩んでしまうということです。
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以前参加したときはメンテナンスがメインでしたが、今回はそれに加えて車両状態の管理やタイムレコードの記録を行いました。一つでもデータが取れていないとその状況での最適なセッティングができないため、ドライバーと話合いながらメンテナンスを進め、よりベストな結果を目指しました。
全く同じ状況での走行はないため、レースに参加するたびに違った面白さを得ることができました。レース独自のメンテナンス方法や、記録することの重要性などを学び、エンジニアとしてのモチーベーションが向上しました。
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以前参加したときはメンテナンスがメインでしたが、今回はそれに加えて車両状態の管理やタイムレコードの記録を行いました。一つでもデータが取れていないとその状況での最適なセッティングができないため、ドライバーと話合いながらメンテナンスを進め、よりベストな結果を目指しました。
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レース車両の整備はとても大変でした。限られた整備工具と短い時間の中で整備を仕上げなければいけません。普段関わることのない他店舗のエンジニア達と、レースで1秒、0.01秒でも良いタイムスコアを出すという同じ目標に向かい、力を合わせて一緒に作業ができることもこのレースの醍醐味だと思います。
このレースはエンジニアとして日頃の仕事で培った整備技術を発揮できる場として最高の場所です。またレースに参加したいです。
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レース車両の整備はとても大変でした。限られた整備工具と短い時間の中で整備を仕上げなければいけません。普段関わることのない他店舗のエンジニア達と、レースで1秒、0.01秒でも良いタイムスコアを出すという同じ目標に向かい、力を合わせて一緒に作業ができることもこのレースの醍醐味だと思います。
十勝スピードウェイでのエピソード
ー 他社の車両と接触⁈ ー
第6戦で他チームの車両との接触がありました。今回の大会は2戦連続で行うため、第7戦の決勝が始まるまでに車両を磨きあげます。
ー ベストショット ー
北海道の十勝サーキット付近は想像以上に気温が低く、雨が降ることもありましたが、カメラの画面に収まらないほどの大きな虹がかかりました。