第9・10戦 岡山国際サーキット
今シーズンの第9,10戦目が岡山国際サーキットで開催されました。延期や中止によって前回のレ-ス開催から3ヶ月が経ち、多くのチームや選手が開催を心待ちにしていたためか、いつも以上にモチベーションが高くレベルの高い戦いが繰り広げられました。当チームは練習走行で調子を上げていたものの、予選からペースを保つ事ができず順位は奮いませんでしたが、接近戦の中で貴重なレース経験を積み、無事完走を果たすことができました。


大会概要
日程:2021年10月17日(日)
開催サーキット: 岡山国際サーキット
住所:岡山県美作市滝宮1210
1周距離:3,703km
コース幅:12~15m
周回数:12
ヒート距離:44.436Km
開催サーキット: 岡山国際サーキット
住所:岡山県美作市滝宮1210
1周距離:3,703km
コース幅:12~15m
周回数:12
ヒート距離:44.436Km
<レース詳細>

●予選(15分間)
10/16 10:25開始
曇が一日中空を覆い、少々肌寒さも感じる中での予選でした。コンディションの変化やコース上の渋滞に左右されないよう、開始時刻と同時に真っ先にコースインしようとしましたが、同様の理由ですぐさま出ていく車両でコースはごった返し、タイムアタックしやすい場所を探り合う激しい位置取り合戦が繰り広げられました。なんとか空間に入り込みアタックしましたが、1周目の第1コーナーで若干失速してしまい、僅差ながら下位に沈むタイムとなってしまいました。トップとの差は1.46秒で、第9戦グリッドとなるベストタイム順位は20位、第10戦グリッドとなるセカンドベストも17位で、プロフェッショナルシリーズの高い壁を改めて感じました。

●第9戦決勝(12周)
10/16 16:00開始
絶対の自信を持つスタートは今回もうまくいき順位を上げたので、あとはどれだけ周回ペースを上げられるかが命題でした。翌日の第10戦にむけてタイヤの温存も考えつつ、集団から遅れずに攻め続けなければならないため、非常にシビアな運転が要求されました。最終的にはグリッド順位から3ポジションアップし、タイヤの摩耗もある程度抑えながら、多少の接触はあったものの無事にフィニッシュすることができました。

●第10戦決勝(12周)
10/17 13:00開始
この週末でレース参加者が皆一様に気にしていたのは、予報が出ていた土曜~日曜の雨でした。第9戦レースが終了した直後、見計らったように大雨が降り初め、夕方から夜まで降り続けました。翌朝、路面への影響が心配されましたが、明るくなる頃には地面も乾き、強い日差しの清々しい秋晴れで、絶好のレース日和となりました。ドライ路面となればマシンセットアップは問題無く、あとはいかに上手く順位を上げるかでした。
1周目から、周囲の車両はまるでタイヤが摩耗していないかのようなハイペースでしたが、必死に食らいつきました。レース中盤まで抜きつ抜かれつの激しい展開が続き、タイヤは予想以上に消耗し苦しい走行でした。前に追いつくのも、順位を守り切るのも難しい状態になりました。終盤で前走車に近づき何度も並びかけるも抜ききれず、最終ラップで渾身のアタックを仕掛け並びかけましたが抜くにはいたらず、19位でレースを終えました。他車の違反ペナルティにより、正式結果は繰り上がりの18位となりました。
1周目から、周囲の車両はまるでタイヤが摩耗していないかのようなハイペースでしたが、必死に食らいつきました。レース中盤まで抜きつ抜かれつの激しい展開が続き、タイヤは予想以上に消耗し苦しい走行でした。前に追いつくのも、順位を守り切るのも難しい状態になりました。終盤で前走車に近づき何度も並びかけるも抜ききれず、最終ラップで渾身のアタックを仕掛け並びかけましたが抜くにはいたらず、19位でレースを終えました。他車の違反ペナルティにより、正式結果は繰り上がりの18位となりました。
<ドライバー鶴賀のコメント>

今回は練習走行も1日多くしていただき、マシンセットアップもたくさん意見を取り入れてもらったにも関わらず、下位に沈んでしまいとても申し訳なく思います。集団は常にかたまって走行しているので、僅かでもひとつミスをしてしまうと、一般公道で合流の列に入れてもらえないのと似た形で、割って入れず2つ3つと順位を下げてしまう難しさがありました。まずは下位集団ではなく、予選で上位にいる為に必要な事を、もう一度しっかり究明したいと思います。チームの皆さんは大きなミスもなく、何度もセッティングを変更する場面でも爽やかな笑顔で頑張っていただきました。あとは結果でチームや応援していただいている皆様にお返しするだけなので、そのために心技体の全ての向上に努めて参ります。多くの皆様にご支援をいただき、深く感謝申し上げます。今後も応援していただけるよう、最後まで全力を尽くしてシーズンを全うしたいと思います。
<エンジニアのコメント>

普段の店舗業務では味わえない、独特の緊張感がありました。
走行するコースの形や、その日の天候・気温によって、足回りやタイヤのセッティングをこんなにもこまめに調整しなければならないことに驚きました。

作業によって実際にタイムが変わるのを目の当たりにし、改めて整備の重要性を感じました。今後の仕事で、今まで以上に心配りをして作業にあたりたいと思います。