第4戦 十勝スピードウェイ

新型コロナウイルスの影響で延期となっていた、第4戦十勝ラウンドが開催されました。エキスパートクラスはエントリー台数が減少しましたが、強豪が集い、レベルの高いレースとなりました。またもや天候に翻弄される内容となりましたが、2位表彰台を獲得し、シリーズポイントランキングではトップに浮上することができました。

【レース概要】
■開催日:2020年9月26日(土)、27日(日)
■場所:十勝スピードウェイ(北海道)
■エントリークラス:クラブマンシリーズ エキスパート
■エントリー台数:9台
【コース概要】
■コース全長:3.405km
■コース幅(最大):15m
■コーナー数:10
全体的に90°近いコーナーが多く、コーナーにカント(バンク)がないのが特徴。
■開催日:2020年9月26日(土)、27日(日)
■場所:十勝スピードウェイ(北海道)
■エントリークラス:クラブマンシリーズ エキスパート
■エントリー台数:9台
【コース概要】
■コース全長:3.405km
■コース幅(最大):15m
■コーナー数:10
全体的に90°近いコーナーが多く、コーナーにカント(バンク)がないのが特徴。
<レース詳細>

● 予選 ●
レースが行われる当日、狙いすましたかのように台風10号が近づき、荒れた天候となりました。前日までの練習走行はドライ路面で、参加者全員が、経験のないウェット路面で予選に臨みました。予選開始時、即座にコースインし、状況を確認しながらタイムアタックに入りました。途中、他車のエンジンブローによるオイル飛散で赤旗中断となりましたが、その前にベストタイムを計測することができました。セッション再開後も、当チームのタイムを更新する選手は現れず、1位ポールポジションを獲得することができました。

● 決勝ヒート1 ●
予選の行われた午後、ヒート1の開始時間になっても雨は止まず、路面は濡れ、ところどころに水溜りがありました。当チームの使用するブリヂストンタイヤはウェット路面で抜群の性能を発揮し、スタートから独走で、2位の選手に12.2秒差をつけ、ヒート1を制することに成功しました。雨でタイヤの摩耗も少なく、2ヒート目に期待がかかりました。

● 決勝ヒート2 ●
一夜明け、雨は早朝に止み、路面は次第に乾いていきました。レース開始時刻には完全にドライとなりましたが、コースの脇から泥が侵入し、走行ラインが変化する難しいコンディションとなりました。スタートのダッシュは完璧で、一時後方の集団を引き離しましたが、2、3位につけていた2台がジャンプスタートでペナルティを受け、戦線離脱してしまいました。その期を逃さず、後方集団から抜け出てきた504号車が、全体ベストタイムで抜群のペースで追い上げました。残り2周で抑えきれずに先行を許し、2位でフィニッシュ。総合2位となりました。
<ドライバー鶴賀のコメント>

十勝でのレースは、昨年と同じチームに敗れてしまい、非常に悔しいレースとなりました。予選のポールポジション獲得と1ヒート目の独走までは、天候も運も味方して良い展開でしたが、2ヒート目でまとめることができませんでした。エンジニアの皆さんには、雨と晴れのセッティングを交互に施さなければならず、大変な作業を迅速にしていただきました。また細かなところまでの気配りで、非常に戦いやすい環境を用意していただいただけに、勝ちきれず大変申し訳なく思っています。しかし、シリーズチャンピオンに向けてランキングトップに浮上できたことを前向きにとらえ、次戦に向けてまた鍛錬と対策を怠らず、常に挑戦者の心を持って、精進して参ります。
<エンジニアのコメント>

今回86/BRZレース十勝戦に参加して、店舗では出来ない経験をさせていただきました。走行練習時の天気は、曇りや晴れでしたが、予選と決勝1ヒートでは雨になり、タイヤの空気圧・足回りのセッティングの重要性を学ぶことができました。14周と短い時間中で、外気温や路面温度、天気などを考慮して、タイヤ空気圧の上昇具合を予測しセッティングしないと、タイムを詰められたり、逆に差を広げることができたりととてもシビアであることを実感しました。メンテナンスでは、トランスミッションの交換や、ショックアブソーバーの調整、油脂類の交換などの作業を行いました。自分が触った車両が高速で走行するのを見て、緊張感とやりがいを感じました。実際の現場でもお客様に安心・安全に車にお乗りいただくために、適切なアドバイスや提案、そして正確な作業を心がけていこうと思いました。